メトク・ダムの巨大プロジェクトは正式な投票を経ていないが、20年に第14次5カ年計画(21~25年)に盛り込まれた。正式に発進した今、習近平(シー・チンピン)国家主席の下で異議を唱える余地はまずない。
「三峡ダムをめぐる公の議論は、このプロジェクトに比べてはるかに幅広く、深く、そして長く続いた」とウェンは語る。「今回の計画の詳細は機密扱いのままだ」
ウェンは入手可能な情報と地元住民との会話から、メトク・ダムの計画に三峡ダムのような大規模な住民移転は含まれていないとみている。彼が話を聞いた数人の住民は、ダム建設がビジネスチャンスをもたらすと期待していた。