<世の中には「お金をかけずに売れる仕組み」がたくさんある──その一つ「フリーミアム」はネット時代にぴったりの価格戦略だ>

無料サービスで集客し、有料プランで収益を得る「フリーミアム(freemium)」というビジネスモデルが拡大している。

国内最大級の子供服シェアリングサービス「キャリーオン」創業者の吉澤健仁氏に、実際にこのビジネスモデルを導入して成功しているZOOMや「ラジコ(radiko.jp)」などの事例を交えて解説してもらう。

※本記事は、吉澤健仁『お金をかけずに売れる仕組み大全』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

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無料で提供しても儲かるのはなぜか

ネット時代の価格戦略として押さえておかなければいけないのが、「フリーミアム」です。

フリーミアムとは、「フリー(Free 無料)」と「プレミアム(Premium 割増料金)」とをかけ合わせた造語で、基本的な商品・サービス品は無料で提供し、課金することで、無料では利用できない追加サービスや機能にアクセスできる、というビジネスモデルのことです。

フリーミアムという言葉は知らなくても、皆さんが日常で使用しているネットサービスやコンテンツの多くが、実はこの仕組みを取り入れています。「Google」「YouTube」「LINE」「Spotify」「クックパッド」「Zoom」......枚挙にいとまがありません。

なぜ、基本無料でサービスやコンテンツを提供しているのに、収益を上げられるのでしょうか。

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有料ユーザーは「何%」いれば成立する?
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