世界規模での予測も夢ではない

研究成果が今後どのように発展する可能性を秘めているかについて、マイネルは、今後ユーザーが味の感覚などを報告できるアプリの開発を計画していると話した。

「そのアプリはAIで動くアルゴリズムにデータを送信し、インフルエンザ感染の世界規模での予測を可能にするはずだ。パンデミックが起きた際にもインフルエンザの波を追跡できるようになるだろう」

研究チームは、今後の臨床試験によって今回の知見が裏付けられ、発症前後での検出性能の違いが明らかになることを期待している。

今回の研究の分子センサーはインフルエンザ専用として設計されているが、その原理は他の多くの疾患にも応用できるとマイネルは述べた。

ウイルス性感染症の検査が容易なものとなれば、感染症はそう簡単に拡大しなくなるかもしれない。

【参考文献】

Raschig, M., Gutmann, M., Kehrein, J., Heller, E., Bomblies, M., Groß, M., Steinlein, O., Riese, P., Trittel, S., Lühmann, T., Guzmán, C. A., Seibel, J., Jehle, H., Linz, C., Hackenberg, S., & Meinel, L. (2025). A Viral Neuraminidase-Specific Sensor for Taste-Based Detection of Influenza. ACS Central Science.

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