株式市場は好感、利上げはゆっくりになる可能性

<明治安田総合研究所 エコノミスト 前田和孝氏>

5人の自民総裁選候補者の中では、高市早苗氏が石破茂首相からの変化が最も大きい。その意味で、高市氏の財政拡張路線を株式市場はまずは好感するのではないか。

一方で総裁選中は、急進的な提案はかなり抑制しており、消費減税の提案も取り下げていた。今後、野党と組んで、こうした提案を再び出してくれば、金利上昇、円安で物価高につながる可能性があり、国民の信頼回復にはつながらないのではないか。高市氏の政権運営自体に対しては懐疑的にみている。

日銀の金融政策については、利上げには前向きではないため、日銀としては利上げはやりづらくなる。利上げ自体は止めることはないとしても、慎重、ゆっくりになる可能性はある。物価次第ではあるが、年明けになる可能性は十分にある。

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