[メルボルン 17日 ロイター] - オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は17日、液化天然ガス(LNG)の輸出業者が国内市場への供給を拡大しなければ、南部の州が2022年にガス不足に陥る可能性があるとの見解を示した。
ガス・電力市場運営機関のオーストラリア・エネルギー市場オペレーター(AEMO)は3月、22年までにLNG輸入ターミナルを整備する計画により、26年まではガス不足が回避されるとしていた。
しかし、ACCCはこの計画について、早くても23年までは完了しないと指摘。ACCCのシムズ委員長は声明で「来年の不安定な供給状況は、オーストラリア政府が21年1月にLNG輸出業者と締結した基本合意の重要性を浮き彫りにしている」と述べた。
東海岸のLNG輸出業者3社は契約していないガスを輸出前に国内市場に提供することで、今年初めに連邦政府と合意した。
シムズ委員長は、この合意がこれまでのところ、十分に順守されていないとし、輸出業者に状況の改善を要請。「南部の州がLNG生産会社の余剰ガスに依存する可能性があることを踏まえると、これら生産会社の当初の対応は気掛かりだ」と述べた。