[香港 15日 ロイター] - 香港で大規模デモを組織するなど民主化運動を主導してきた民主派団体「民間人権陣線」(民陣)は15日、解散したと発表した。
2002年に設立された民陣は、毎年7月1日の中国への香港返還記念日にデモを開催してきた。警察当局は4月、民陣が「社団条例」に違反していると非難し、財務や過去の活動に関する情報を提出するよう求めていた。
警察は声明文で「組織やそのメンバーによる犯罪を警察は強調していた。解散やメンバーの脱退で犯罪の責任が拭い去られることはない」と指摘。いかなる組織や人物であれ香港国家安全維持法(国安法)などへの違反行為は取り締まりを続けると付け加えた。
民陣は、13日に年次会合を開き、即時の解散を決めたと説明。発表文で「過去1年間、政府は感染拡大を口実に民陣などからのデモ申請を却下し続けてきた」とし、「メンバー団体は抑圧され、市民社会は前例のない深刻な困難に直面している」と指摘した。160万香港ドル(20万5581米ドル)の資産はその他のふさわしい組織に寄付するという。