[メキシコ市 10日 ロイター] - 米国のマヨルカス国土安全保障長官ら米政府高官は訪問先のメキシコ市でメキシコのエブラルド外相と会談し、移民対策における2国間協力の拡大について協議した。メキシコ外務省が10日夜、明らかにした。
会談には米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と 米国家安全保障会議(NSC)の西半球担当シニアディレクター、フアン・ゴンサレス氏も加わった。
メキシコ外務省は協議終了後「代表団は、移民や難民申請者の人権を尊重した上で、秩序があり安全で規則的な移民の流れを図るための協力拡大で合意した」と説明した。
エブラルド外相は協議後、米国との関係は「非常に順調」で、会談は「生産的」だったとツイッターに投稿した。
会談前の会見で同氏は、米国との国境再開に向けた取り組みや中米からの移民抑制のために米国が提案した措置が話し合われると述べていた。
メキシコのロペスオブラドール大統領はハリス米副大統領と9日に電話協議を開き、移民問題やコロナ対策、中米経済の強化の必要性について話し合ったばかり。
エブラルド氏によると、この電話会談で米国側は米モデルナのコロナワクチン350万回分と英アストラゼネカのコロナワクチン最大500万回分をメキシコに送ることで合意した。
米国によるメキシコからの不要不急の陸路入国禁止措置は8月21日に期限を迎えるが、エブラルド氏は同日までの国境再開は見込んでおらず、さらに時間がかかるだろうと述べた。
ロペスオブラドール氏は記者会見で、ハリス氏とは国境再開の必要性について見解が一致したが、具体的な時期の見通しは米側から示されなかったと述べた。