ドラマ『零日攻撃 ZERO DAY ATTACK』台湾総統選挙での投票所爆破テロ
ドラマ『零日攻撃 ZERO DAY ATTACK』は台湾総統選挙での投票所爆破テロで幕を開ける ©ZERODAY CULTURAL AND CREATIVE COMPANY LIMITED.

──とはいえ、出演を決めた大きな動機が失われた、とも言える。

だから笑い話なんですが、ただそれ以前に、構造的に日本では作り得ない作品だと感じたことも(動機として)大きかったです。

例えば、日常的に銃社会ではない日本でガン・アクションのシーンを作るのは説得力に欠けるところがあると思うのですが、彼ら台湾チームが、(台湾有事を題材に)構造的にスムーズに脚本として出してきたこと自体に感動しました。

台湾の人たちが持っている、ある種の「生々しさ」が多分に影響し、それが自然と出てきて脚本になっていると思います。

(戦争の)脅威や突発的な何かに巻き込まれる恐れがあるかもしれない、と常々感じている人たちのアクションから出てきた構造台本は、頑張ってひねり出したのではなく、自然と湧き上がって脚本に仕上がっている。

そんな土壌にある人たちの作品で、しかも日本と台湾のハーフの役をやらせていただけることに、やりがい以外の何も感じなかったです。

──台湾の人々が日々感じている恐怖や、その行動様式から自然発生的に生まれた作品だと感じた?

そう、台湾という土壌や彼らの様式、血から生まれてくるものだからこそ真に迫ってくる。あくまで「イフ(if)」を前提としたフィクションとしての物語の力を強く感じました。

リアルとリアリティーは別物ですが、リアルを追求するならドキュメンタリーを作ればいい。ですが本作は、フィクションとして物語の力を信じていると感じましたし、そこに強く引かれました。

台湾の人々にとって「最もホットなテーマ」
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