メスのほうが衝動性の上昇が顕著

主任研究者のエリック・サルデスによれば、夜にカフェインを摂取したハエは「動きを抑える能力が低下し、強風下でも無謀に飛び回るといった衝動的な行動を示した」という。

この現象は、昼間にカフェインを摂取したハエでは見られなかった。

また、メスのハエはオスよりも夜間のカフェイン摂取による衝動性の上昇が顕著だった。ハエには人間のエストロゲン(女性ホルモン)が存在しないため、この感受性の高さは別の遺伝的または生理的要因によると考えられる。

研究チームは、この結果は夜間にカフェインを摂取しがちな夜勤の医療従事者や軍関係者などに悪影響を及ぼす可能性があると警告している。

【参考文献】

Saldes, E. B., Sabandal, P. R., & Han, K.-A. (2025). Nighttime caffeine intake increases motor impulsivity. iScience, 28(8). https://doi.org/10.1016/j.isci.2025.113197

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