ロシアだけで国連決議の制限量の倍以上
元国連北朝鮮制裁専門家パネルのニール・ワッツは、「中国がロシアに倣い、北朝鮮に対する制裁を拒否し始めた兆候だ」と指摘した。
「ウクライナ戦争以降、北朝鮮船舶が中国の領海内を自由に航行していることからは、中国もロシアに倣い、対北朝鮮制裁を軽視するようになったことが読み取れる」
BBCは、イギリスを拠点とする非営利の調査研究団体、オープン・ソース・センター(OSC)の衛星データを引用しつつ、2024年3月から11月の間にロシアが北朝鮮に供給した石油は、国連の定める上限の2倍にあたる100万バレル以上に達したと報じた。ウクライナ戦争に北朝鮮が行う軍事的支援の見返りに、ロシアが北朝鮮に石油を供給しているとみられている。北朝鮮タンカーの動きからは、中国が北朝鮮船舶の外国港への入港を禁じた国連決議の執行に消極的なことがうかがえるとワッツは述べている。
「このような露骨な動きは今後も続くだろう。北朝鮮はロシアと中国の保護下にあれば、いかなる国にも手出しされることはないと考えているようだ」