スクリーン上のアリとヨハンソンは相棒としての相性が素晴らしい。二人とも言葉には出さないが、引きずっている過去の重さがひしひしと伝わってくる。

こうした全ての要素を取り仕切るのが監督のギャレス・エドワーズだ。この映画のあらゆる面に、「ジュラシック」シリーズの伝統と世界観に対する彼の熱い想いが反映されている。

最初からスリルの連続

この作品の陰の功労者は、昼夜を問わずあらゆる場面を輝かせた照明スタッフだろう。あまりにも自然に見えるので見逃しがちだが、彼らの仕事の素晴らしさはいくら強調してもし足りない。

おかげでエドワーズの描く世界は鮮やかでダイナミックになり、俳優たちの繊細な動きが輝きを放つようになった。最後の場面では煙の中から何者かの輪郭が輝き出て、畏敬の念を抱かせる。短いから見過ごしてしまいそうな瞬間だが、これは花束贈呈ものだ。

もちろん、エドワーズはスリルを味わわせるために2時間も待たせるようなことはしない。最初の瞬間からスリルを注入し、バトルが起きるごとにハラハラドキドキが増していく。

「ジュラシック」シリーズを観にいく人のお目当ては、当然のことながら恐竜たち。ここでもエドワーズは観客の期待を裏切らない。恐怖の恐竜たちは主役級の活躍で、常に攻撃する気満々、いつ襲ってくるか分からない。

恐竜の美しさに思わず涙が・・・
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