<パレスチナの立場から見たイスラエルとハマスの軍事衝突の「現実」と「本音」とは。駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム大使インタビュー>

2023年10月7日、イスラム組織ハマスなどの戦闘員がイスラエルに侵入してテロを行った。重武装した戦闘員たちはイスラエル領内で約1200人を殺害し、約250人を誘拐、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに連れ去った。そして3年近く経った今も、50人の人質が拘束されたままだ。

そのテロ事件を受けて、イスラエル軍は人質の奪還と、ハマス掃討のためにこれまで2年近くガザに報復攻撃を行なっている。現在までに5万5000人以上が犠牲に遭っている。

現在、イスラエルとハマスの間では停戦交渉が続いているが、一筋縄ではいかない様相だ。筆者は先月、在日イスラエル大使のギラッド・コーヘン大使に話を聞くことができたが、今回は、パレスチナ側の見解を聞くべく、駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム大使に直接話を聞くことができた。

──ニューズウィーク日本版公式サイトで掲載した筆者とイスラエルのコーヘン大使のインタビューを読んだとのことだが、どんな感想を持ったか。

ジェノサイド(2023年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル領内へのテロ以降続いているイスラエル軍によるパレスチナ次地区ガザへの報復攻撃のこと)が起こる前は、私と大使は良いコミュニケーションが取れていました。でも今はとても難しい。

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「親しくしていた元イスラエル大使も何人かいた」
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