ミグ29など旧ソ連時代の戦闘機や1979年のイスラム革命およびイラン・イスラム共和国の樹立以前に導入された米国製の航空機(F-5B戦闘機を15機、F-5EとF-5Fを合わせて54機と少数のF-14トムキャット戦闘機など)が混在しており、いずれも老朽化が進んでいる。

「イラン空軍は継ぎはぎ状態だ。アメリカの制裁下で旧型機を維持してきたのは驚くべきことだが、古い機体に奇跡を期待すべきではない」と、メルテンスは言う。「かつての王政時代のイラン空軍と比べれば、見る影もないほど衰退している」

ムハンマド・レザ・パーレビ国王は1979年に退位に追い込まれ、翌1980年に死亡した。彼の長男であるレザ・パーレビ元皇太子は現在アメリカで亡命生活を送っている。イスラエルによるイラン攻撃が始まった先週以降、最高指導者アリ・ハメネイ師が率いるイランの現体制を終わらせるべきだと訴えている。

空軍がぼろぼろの状態のため、イランはミサイルの発射と迎撃の両方を地上配備型のミサイルシステムに頼らざるを得ない。イスラエルはまさにその発射地点を狙って攻撃を実施。これが航空優勢の確保に大きく貢献した。

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航空優勢を可能にしたモサドの地上作戦
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