これをきっかけにベネットは、これまでずっと週2回必ず会いに来てくれていたアルツハイマーの父親を含め、家族との面会をキャンセルするようになった。

「裸を撮られたくない気持ちと、父に会いたい気持ち、選ぶのは本当に苦しかった」と、彼女は言う。「最終的には、父にとって必要な時間を奪うわけにはいかないという結論に至った」。それでも、面会室に入った瞬間に「後でまた録画される」のだと思うと、家族の前で泣いてしまった。

「でもその日は、刑務官のボディカメラが充電切れになっていた。だから録画されなかった。まるで宝くじに当たったような気分だった」

一方、匿名を希望した50歳の受刑者(仮名:ジェーン・ドウ)は、刑務官に「録画を止めてほしい」と頼んだこともあるが、規則だとして拒否されたという。

「なぜ受刑者が録画されるのか」「誰が映像を見るのか」、そして彼女が心配しているのは、「ハッキングによって映像が外部に流出するのではないか」ということだ。

彼女は受刑者の義歯を製作する歯科技工士として作業しており、これは刑務所内でも最も高いクリアランスが必要だとして、金属探知機による検査も義務づけられている。「週4日勤務しており、そのたびにストリップサーチを受けなければならない」

「もう75回から90回は録画されたと思う。感覚を麻痺させるしかない。そうしないと心が壊れてしまう。こんな虐待に耐えるなんて、1回だけでも十分苦痛なのに」

出産シーンまで録画された21歳の受刑者
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