PREAの政策文書には、「本局は受刑者に対する性的虐待および性的嫌がらせを一切容認しない」と強調されている一文が下線付きで記載されている。
なお、Newsweekがホイットマー州知事の事務所およびミシガン州矯正局に複数回問い合わせたが、いずれからも回答は得られなかった。州司法長官ダナ・ネッセル氏の広報担当者は、州の被告側に対する法的代理を担うに過ぎず、今回の訴訟に関するコメントは当事者に委ねるとして発言を控えた。
「屈辱的かつ侮辱的」──受刑者たちが語る実体験
ロリ・トウル(58歳)は、第一級殺人の共謀罪で終身刑となり、22年間に渡って服役しているが、ボディカメラによる録画という経験は「これまでになかった」と語る。本誌に対して彼女は、「影響は即座に現れた」と述べ、男女両方の刑務官に対して多数の質問を投げかけ、この方針に対する不快感を率直に伝えたという。
しかし、刑務官からは「これは警察署の方針であり、不満があるなら責任者に申し立てるように」と冷たく言い渡されたという。「最初に私をカメラの前で裸にした女性刑務官は、『あたなはまだマシな方。膣を広げさせて覗いたりしてないんだから』と言っていた」
第一級殺人で終身刑に服しているタシエナ・コームス=ホルブルック(49歳)は、今年で服役26年目。彼女は、トイレ掃除から受刑者の指導、図書室勤務まで、刑務所内で行われる仕事はほとんどすべて経験してきたという。全裸検査の録画については以前から噂を耳にしていたが、今年1月にはついに自分の身にも起きた。
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