<若年層で増える大腸がん。その背景にある「タンパク質偏重」の食文化に対して異を唱える専門家の声が話題に>

オーストラリアの管理栄養士アリス・ブリースマン氏がSNSで語った「食物繊維をタンパク質より優先すべき理由」が500万回以上再生され、大きな反響を呼んでいる。

現代の食文化では、タンパク質が強調されることが多く、他の栄養素の重要性が見過ごされがちだ。しかしブリースマン氏は、タンパク質よりも食物繊維の摂取を「もっと頑張るべき」とし、本誌の取材に対して次のように述べる。

【話題の動画】管理栄養士アリス・ブリースマン氏の「食物繊維をタンパク質より優先すべき理由」 を見る

 

「若者たちがタンパク質不足ではなく、大腸がんで命を落としています。多くの人がタンパク質の摂取にこだわるあまり、他の大事な栄養素が後回しにされているのです」

実際、アメリカがん協会(American Cancer Society:ACS)は若年層の大腸がん増加を「世界的現象」とし、大腸がんは今や50歳未満の男性におけるがん関連死の第1位、女性では第2位になっている。

この傾向について本誌が医師に取材した際には、「ライフスタイルや環境要因が主な要因になっている可能性が高い」と指摘していた。ブリースマン氏もこう語る。

「もちろんタンパク質は重要ですが、バランスのとれた食事をとっていれば、ほとんどの人は十分に摂取できています。その一方で、食物繊維やビタミンなど、食の多様性が軽視されがちになっています。タンパク質だけを追い求めるのではなく、より広い視点で、栄養価が高く、バランスのとれた食生活を意識すべきです」

アメリカ心臓協会(American Heart Association:AHA)によれば、成人が1日に必要とする食物繊維の目安は約28グラム。しかし、アメリカの食事摂取基準によると、実際にその量を満たしているのは女性の10%未満、男性の3%にすぎない。

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1日25〜29グラムの食物繊維
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