Nandita Bose

[ワシントン/ドバイ 11日 ロイター] - トランプ米大統領は11日、戦闘終結に向けた米国の覚書に対するイランからの回答について、「ばかげている」と改めて批判し、米国とイランの停戦は「生命維持装置につながれた状態にある」と述べた。

イランが示した回答を受け、多くの問題で双方の隔たりが依然として大きいことが鮮明になっている。

イランの回答は、あらゆる戦線、とりわけ米国の同盟国イスラエルが親イラン武装組織ヒズボラと戦うレバノンでの戦争終結に重点を置く内容となっている。また、米国に対し、戦争被害に対する賠償、海上封鎖の解除、攻撃停止の保証、制裁解除、イラン産原油の禁輸措置撤廃を求めている。イランはホルムズ海峡に対する主権も強調した。

トランプ氏は記者団に対し、「イランが送ってきたくだらない文書を読んだ後、停戦は最も弱い状態だと言える。最後まで読むことすらできなかった」と語り、停戦が危機的な状況にあるとの認識を示した。

交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿でも、「イランのいわゆる『代表者』からの回答を読んだばかりだ。気に入らない――全く受け入れられない」と一蹴していた。

トランプ氏はまた、イランが書簡の中で核兵器開発を放棄すると明言していないとも批判した。さらに、イランが濃縮ウランを引き渡す用意があると主張した上で、回収する能力を持つのは中国と米国だけだとの見解を示した。

米国はイランの核開発計画など、より対立の深い問題に関する協議を始める前に、まず戦闘を終結させることを提案していた。

米政府は11日、イランの中国向け石油輸出を支援したとして、3人の個人と9社に対する制裁を発表した。

イランは自国の立場を擁護した。

イラン外務省のエスマイール・バガエイ報道官は11日、「われわれの要求は正当だ」とし、米国は依然として理不尽かつ一方的な要求を押し通そうとしていると訴えた。

イランのガリバフ国会議長は、イラン軍はいかなる「侵略行為」にも断固として対応する用意があると語った。

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