[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ米大統領は11日、戦闘終結に向けた米国の覚書に対するイランからの回答について、「ばかげている」と改めて批判し、米国とイランの停戦は「生命維持装置につながれた状態にある」と述べた。
連の報道などによると、イランが示した回答は、あらゆる戦線、とりわけ米国の同盟国イスラエルが親イラン武装組織ヒズボラと戦うレバノンでの戦争終結に重点を置く内容となっている。また、米国に対し、海上封鎖の解除、攻撃停止の保証、制裁解除、イラン産原油の禁輸措置撤廃を求めているという。
トランプ大統領は記者団に対し、「イランが送ってきたくだらない文書を読んだ後、停戦は最も弱い状態だと言える。最後まで読むことすらできなかった」と語り、停戦が危機的な状況にあるとの認識を示した。
交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿でも、「イランのいわゆる『代表者』からの回答を読んだばかりだ。気に入らない――全く受け入れられない」と一蹴していた。
トランプ大統領はまた、イランが書簡の中で核兵器開発を放棄すると明言していないとも批判した。さらに、イランが濃縮ウランを引き渡す用意があると主張した上で、回収する能力を持つのは中国と米国だけだとの見解を示した。