<米政府の宇宙事業からの撤退を表明したマスクに対し、宇宙開発を進めたいロシアは「亡命を受け入れる」などと秋波を送っている>

イーロン・マスクとドナルド・トランプ米大統領の蜜月が崩壊、両者の関係は対立関係に転じ、今もSNSで罵倒合戦を繰り返している。

【画像】トランプの投稿にスペースXの宇宙船を退役させると反論したマスク

その中で、スペースXのCEOでもあるイーロン・マスクへ触手を伸ばそうとしている国がある。ウクライナ戦争を引き起こしたがために、西側の宇宙技術にアクセスできなくなったロシアだ。

ウラジーミル・プーチン大統領はロシアの宇宙産業を活性化するには民間投資が必要だと述べた。

これは、ロシア下院の国際問題委員会第一副委員長、ドミトリー・ノビコフ下院議員が「もし(マスクが)亡命を必要とするのであれば、もちろんロシアはそれを提供しうる」と言ったことを受けての発言だ(実際に正式な提案はなされていない)。

ロシアは宇宙戦略の一環として、スペースX傘下のスターリンクに相当する衛星通信システムの構築を目指している(現在、マスクがロシアの宇宙事業に資金提供を行うという動きはない)。

プーチンが宇宙分野に民間投資を求めている背景には、自身が引き起こしたウクライナ戦争により、ロシアが西側諸国の持つ宇宙技術にアクセスできなくなったことがある。

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