最終目的は「幸せ」という感情

──タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉が定着して、タイパを意識して生活する人も増えているように感じます。今井さんはこの傾向をどのように感じられますか?

タイパ自体はいいことだと思います。映画も2倍速で観ても面白いものは面白いですし、本もフライヤーの要約サービスを活用すれば、良書に出会いやすくなりますよね。

ただ、それだけを続けていると心が荒んでしまうというか、「何のためのタイパなのか?」がわからなくなってしまう。ただこなすだけでは、どんどんメンタルがすり減っていってしまいます。だから「本を何冊読むか」という数の目標だけではなく、「自分がどうしたら満たされるのか」を理解した上でタイパを活用し、自分を満たす時間をつくることが大切だと思います。

数字を達成するって、基本的に頭で考えてやることなんです。つまり左脳の働き。でも、幸せを感じるのは心や感情の部分、つまり右脳の領域。いくら左脳で数字や目標を達成しても、右脳で感じる「満たされた気持ち」がなければ、本当の意味で幸せにはなれません。

だからこそ、「最終的に大事なのは感情なんだ」ということを意識すること。自分がどんなときに満たされるのかを知っておくことが、何より大切だと思います。

環境のプレッシャーは、むしろ成長につながる
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