フロリダ州を拠点とする共和党コンサルタントのアレックス・パットンは、「彼についての世論調査は全て下降傾向にある」と指摘する。
民主党はそれを最大限に利用し、マスクを政府の緊縮策と企業の過剰な影響力をもたらす底知れぬ大富豪と位置付けた。ウィスコンシン州では、マスクがチェーンソーを振り回し、メディケア、癌研究、環境保護への資金を削減するという攻撃的な広告が展開された。
「彼を風刺画にするのは簡単だろう」とパットンは言う。「民主党はイーロン・マスクを(トランプ派にとっての)ナンシー・ペロシのような、格好の悪役として簡単に仕立て上げることができる」民主党の戦略は、既に効果が出始めているかもしれない。フロリダ州では、トランプが大統領選で30ポイント以上の差をつけて勝利した。共和党の快勝が予想されていた2選挙区で、民主党は敗れたが、大方の予想より接戦に持ち込んだ。
マスクの政治的影響力に対する懸念は誇張されていると主張する共和党員もいる。共和党ストラテジストのマット・テリルは、ウィスコンシン州の司法選挙がマスクに対する国民投票であるとか、全国的な意味合いを持つという考えを否定する。「確かにマスクは関与し、彼のPACが資金を提供したが、それが結果を決めたわけではない」
共和党ストラテジストを長年務めているカーター・レンも、今回の敗北を深読みしすぎるべきではないと警鐘を鳴らす。「まだその段階ではない」とレンは語り、こう続けた。「結局のところ、この選挙の結果を左右したのは、マスクではなく、トランプの存在だ」
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