[25日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は25日、新型コロナウイルス感染拡大はワクチンが開発されるまで米経済に対する脅威であり続け、完全な回復はかなり先になるとの見方を示した。

ジョージ総裁はエコノミック・クラブ・オブ・カンザスシティーが主催したオンラインイベントで、新型ウイルス感染拡大抑制に向けた措置で娯楽、教育、医療保健、小売などの産業が不釣り合いに大きな打撃を受けたとし、完全な回復には時間がかかると指摘。「5月はこうした産業で雇用増が見られたが、完全な回復はかなり先のことになる」と述べた

また、アフリカ系米国人の失業率が5月に回復しなかったことは懸念されると述べた。

連邦準備理事会(FRB)がこれまでに実施した措置については、流動性拡大や市場機能改善に向けた措置の効果は表れていると指摘。ただ経済活動はまだ完全に回復していないとし、感染再拡大はワクチンが開発されるまでリスクとしてつきまとうと述べた。

その上で、税収減を受け地方政府と州政府も苦境に陥っていると指摘。先行き不透明感が高いため金融政策の正しい道筋の見極めが困難になるとし、「追加的な緩和が必要かどうか判断できるようになるには時間がかかる」と語った。

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