さらにヒューズは、もう1つの大きな要因として「出生コホート(生まれた年代によって分類された集団)」を挙げる。

「1950年以降生まれの人は、それ以前に生まれた人よりも大腸癌になるリスクが高い。さまざまな環境の変化や汚染物質にさらされているためだ」

ただし、大腸癌は年齢に関係なく、あらゆる年代の人に起こる可能性があると、医師でもあるモンジューは警告する。「私の経験では、20代半ばなど若くして大腸癌にかかる人が増えている。既に進行していることも多い」

モンジューによると、若者にも高齢者と同じように大腸癌を疑うべきサインが表れるが、まだ若いから大腸癌のわけがないという間違った思い込みのために、診断が遅れてしまいがちだという。

警戒すべきサインとしては、排便習慣の変化や血便、倦怠感、腹痛などがある。こうした症状は過敏性腸症候群など「さほど深刻ではない」症状と間違われやすいと、モンジューは指摘する。そして何歳であっても、警戒すべきサインに気付いて、迅速な治療を受けることが重要だと語る。

「早期に発見すれば、治る見込みは高まる。一般に大腸癌のリスクが低いと考えられている若者は特にそうだ」

【参考文献】

Pooja Dharwadkar, Timothy A Zaki, Caitlin C Murphy, Colorectal cancer in younger adults, Hematology/Oncology Clinics of North America, 2022 May 13;36(3):449-470.

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