「日本ではホームレスを相手にしたい人はあまりいないし、彼らのことを本や記事にする人も少ない。一般的な日本人は、彼らがホームレスになったのは自己責任だと考えていて、国の補助金で生活している人を軽蔑する態度を取っている」と、友人は教えてくれた(実際には、ホームレスの多くは生活保護を受けず、働いて自分を養っている)。

この友人はさらに分析した。

「現代社会に生きる多くの人はストレスを感じている。耐えられないと感じたとき、極端な人は自殺を選んでしまうが、代わりに、ホームレスになることを選ぶ人もいる。ホームレスになることで、その人は気持ちが楽になるかもしれない。しかし、それはあくまでも彼ら自身の話であり、傍観者である人々の普遍的な態度は『無関心』だ」

日本人は他人のことを詮索しないが、その態度には弊害も

他人に迷惑をかけないように生活し、他人のことをあれこれ詮索しないのも、日本人の性格の1つの特徴だと思う。

しかし、私はやはり、そうした態度に懸念を抱いてしまう。

無関心な態度とホームレスを軽蔑する風潮は、暗黙のうちに子供たちに伝染する。そこから変異し、極端な行為を引き起こす可能性もある。日本各地で頻発してきた少年たちによるホームレス襲撃事件は、社会に警鐘を鳴らしているのだ。事件の若い加害者たちは、驚くほど残虐で凶悪である。

人がいても気にせず、テント周辺に火をつける者までいる
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