マークスティーンによれば、多くのユダヤ系有権者は米国内での反ユダヤ感情の高まりに懸念を強めている。

FBIの最近のデータによると、23年には全米で報告されたヘイトクライムが過去最高の1万1862件に上った。ユダヤ人への攻撃は前年比で63%も増え、ムスリムへの攻撃も49%ほど増えた。

「ユダヤ人はアメリカの総人口のわずか2%にすぎないが、FBIの集計によれば、宗教的な動機に基づくヘイトクライムの67%はユダヤ人に向けられている」とマークスティーンは指摘し、身近な問題だからこそ重要だと語った。

一枚岩ではないユダヤ人

今度の選挙で自分が負けたら、それはユダヤ人のせいだ──そう言わんばかりのトランプの態度を、由々しき問題と見る向きもある。

例えばペンシルベニア州ピッツバーグでユダヤ人団体の代表を務めるジェレミー・カザズは、トランプがユダヤ人有権者をスケープゴートに仕立てるつもりだと非難した。

その一方、彼はハリスを絶賛する。反ユダヤの風潮と本気で戦っているし、なにしろ夫のダグラス・エムホフはユダヤ人だ。何年か前に反ユダヤ主義者に襲撃され、11人の死者を出したピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)の再建に向けた起工式にも、彼はきちんと顔を出していた。

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ユダヤ人有権者は「決して一枚岩じゃない」
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