「よく来たね」...ジョン・レノン暗殺犯に会った記者が明かす、犯行に至った「引き金」とは
The Long And Winding Road
──かいつまんで言うと、どんなことが書かれてあったんでしょうか。
あの日、どのようにダコタ・ハウスの前まで行って、どうジョンを待っていて、どう撃ったかと。あと、自分の生い立ちをずっと書いている。
──そのパンフレットを読んで、動機についての青木さんの分析は。
神がいろんな意味で関与しているんです。ジョン・レノン自身、教会に通って神について考えていると言っているけれども、とにかく66年にジョンがビートルズはキリストよりもポピュラーだと発言した、そこから(事件は)発している。それを確認するような思いでした。
──チャップマンは、慢性妄想型統合失調症や自己愛性パーソナリティー障害と診断されていますが。
必ずしもこういう病名だけにとどまる人物でもないと思います。彼を何度も診察した精神科医が、「あらゆる兆候を持っている」と言っていましたが、一つでは言えない、あらゆる兆候を持っている。
──そして、ようやくグローリアさんへのロングインタビューも実現した。何が明らかになりましたか?
犯行の「導火線」です。夫のピート・ハミルの弟で写真家のブライアンがダコタ・ハウスの屋上で撮影したジョンの写真を見て、「贅沢な暮らしをしている」と憤ったことが、チャップマンの頭の中にジョンを殺す、殺せば彼の鬱も消え、何者かになれるという妄想が生まれたのです。






