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トランプ、南アでのG20サミット開催を「恥」と非難、米代表団派遣を取りやめ

Trump: US to Boycott G20 in South Africa, Citing Treatment of White Farmers

2025年11月10日(月)15時33分
ゲイブ・ウィスナント

だがトランプ政権は南アフリカへの批判をやめていない。今年、フロリダ州マイアミでの演説では、同国をG20から除外すべきだと述べ、国務長官マルコ・ルビオも「多様性・包摂性・気候変動」に焦点を当てたG20外相会合をボイコットした。

先週、ホワイトハウスは2026会計年度における米国の難民受け入れ上限を7500人とすると発表し、バイデン前政権の12万5000人から大幅に削減したが、受け入れる難民の大半は白人南アフリカ人が占める見通しだ。

連邦官報に11月7日に掲載された文書には、その根拠として「人道的理由」や「国家利益に資すること」が挙げられたが、詳細な説明はなかった。

この発表によれば、2026年の難民枠の多くは白人南アフリカ人および「本国で違法または不当な差別を受けている他の被害者」に割り当てられる。

トランプは一貫して、南アフリカ政府が白人市民、特に農家に対して迫害を行っていると主張してきた。トランプは白人農家に対する「ジェノサイド(集団虐殺)」が進行していると主張し、ラマポーザ訪米時にその主張を裏付けるとされる映像を提示したが、ラマポーザは事実無根として否定した。

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