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イケメン首脳2人のトランプ封じはTPP11

2017年11月28日(火)16時20分
ベサニー・アレン・イブラヒミアン

長年、対米貿易頼みだったカナダにとっては、アメリカ抜きのTPPは元のTPPよりはるかに魅力的だ。世論調査によると、カナダでは初めてTPP賛成派が過半数を占め、アジアとの貿易拡大を望む人は対米貿易の拡大を望む人の2倍に上った。

TPP11の大筋合意でNAFTAの再交渉ばかりか、多国間の枠組みよりも2国間の交渉を好むトランプの取引外交そのものも危うくなった。

トランプは10日、ベトナム中部ダナンで開催されたAPEC首脳会議で行った演説で多国間の貿易協定を激しく批判。アメリカの利益を最優先して2国間の貿易交渉を進めると豪語した。

しかしNAFTA再交渉でのトランプ政権のゴリ押しぶりを見て、アジア諸国はアメリカとの交渉に二の足を踏んでいる。トランプ政権はアメリカの巨大な経済力をもってすれば相手をねじ伏せるのは簡単だと思い込んでいると、エコノミストのクロード・バーフィールドは言う。「NAFTAで法外な要求をしたのはまずかった。あれではどこの国も対米交渉を敬遠する」

実際、日本の麻生財務相は7日、日米の2国間協定で貿易不均衡の是正を目指す考えはないと明言した。

それでもトランプ政権は「ゴリ押し路線を貫くらしい」と、ケイトー研究所のサイモン・レスターは言う。「他の国々の意向などお構いなし。まさにアメリカ・ファーストだ」

From Foreign Policy Magazine

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[2017年11月28日号掲載]

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