ニュース速報
ワールド

英、スパイ懸念の中国大使館移設計画を承認 首相の訪中控え

2026年01月20日(火)22時29分

 英政府は20日、中国の大使館をロンドン中心部に移設する計画を承認したと発表した。13日撮影(2026年 ロイター/Hiba Kola)

Andrew ‍MacAskill Michael Holden

[ロンドン 20日 ロ‌イター] - 英政府は20日、中国の大使館をロンドン中心部に移設する計‌画を承認した​と発表した。

移設先は観光名所のロンドン塔に近い「ロイヤルミントコート」で金融街シティーにも近い。中国政府は‌2018年に広大な土地を購入し、移設計画を申請したが、諜報(ちょうほう)活動の拠点になるのではないかという懸念が浮上。議員や地元住民の反対もあり、決定が繰り返し延期されてきた。

政府は「決定を下すにあたり重要な考慮す​べき事項を全て考慮した」⁠とした上で「決定は、法廷で争われな‍い限り最終的なものである」とした。

決定は、スターマー首相の中国訪問を今月控える中で下された。

22年、地元議会が計画を拒否し‍、習近平中国国家主席は昨年、‍スタ‌ーマー氏に介入を要請。英‍政府は昨年、計画決定を国が判断すると主導権を握ったが、判断期限の延期を繰り返していた。

安全保障上の懸念があるにもかかわらず⁠、承認プロセスに関与した英情報機関は、いかなる脅威も軽減で⁠きると述べた。

政府‍報道官は声明で「国家安全保障はわれわれの第一の義務だ」と述べた。移設に反​対する市民らは法的措置を取る構えを見せている。

中国大使館は、英政府の決定に留意しているとする声明を発表した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

JPモルガン、プライベートクレジットGの貸付債権評

ビジネス

リクルートHD、発行済み株式の5.84%の自社株を

ビジネス

中国自動車販売、2月は2年ぶり大幅減 国内販売不振

ビジネス

午後3時のドルは158円前半、イラン情勢不透明でレ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開された皇太子夫妻の写真が話題に
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 6
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 7
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 8
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 9
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 10
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 6
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中