焦点:米株の上昇銘柄に広がり テック一辺倒から変化の兆し
写真はニューヨーク証券取引所。2025年4月、ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
Lewis Krauskopf
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米株式市場の主役がテック株一辺倒ではなく、工業、医療、小型株など幅広い銘柄に広がるとの期待が生じている。
3年余り前に強気相場が始まって以来、テック株の上昇にけん引されてS&P500種総合指数は90%超上昇した。
しかし人工知能(AI)という投資テーマに不透明感が漂う中、投資家はテック株の割高感を警戒し始めている。
工業、医療、小型株は昨年10月からS&P500をアウトパフォームしている一方、テック株は下落した。14日にはS&P500の情報技術指数が指数全体よりも大幅に下げた。
エドワード・ジョーンズのシニア・グローバル投資ストラテジスト、アンジェロ・クルカファス氏は「市場の主役が本当に広がる年になるとの期待が高い」と指摘。「投資が分散され、株価の割高感が考慮されるようになれば、テック株以外に投資価値のある銘柄が見つかる」と述べた。
数週間中に始まる第4・四半期の決算発表が、投資銘柄の広がりを支えることになるだろう。今年は幅広いセクターが着実な利益を上げると予想されている。
ハートフォード・ファンズのグローバル投資ストラテジスト、ナネット・アブホフ・ジェイコブソン氏は「AIの恩恵が幅広いセクターに浸透し始めるだろう」と語った。
AI投資が高い株価を正当化するほどの利益を生まないのではないか、との懸念から、テック株が株価上昇をけん引する流れは昨年末から変化し始めた。
トゥルイスト・アドバイザリー・サービシズのキース・ラーナー最高投資責任者は「テック株に少し疑念が生じた今、投資家は他の投資対象を探している」と話す。
大型株の影響が大きい通常のS&P500指数が昨年10月から1%の上昇にとどまっているのに対し、均等加重型S&P500指数は5%超上昇した。これも上昇銘柄の広がりを示すサインだ。
<全セクターで増益>
今年は幅広いセクターで利益が増えるとみられ、幅広い株価上昇を支えそうだ。LSEG・IBESによると、S&P500の11セクター全てが少なくとも7%の増益を達成するとみられている。
LSEGの利益調査責任者、タジンダー・ディロン氏によると、超大型ハイテク株「マグニフィセント・セブン(M7)」を構成する企業は今年の増益率が23.5%で、500社のうちその他の企業は13%となる見通し。超大型株の方が増益率は大きいが、小型株との差は縮小しつつある。
ステート・ストリート・インベスト・マネジメントのマイケル・アローン最高投資ストラテジストは、M7とその他銘柄の増益率の差が縮まれば、上昇銘柄は広がり、そうでなければ引き続きM7が相場を主導する可能性があると予想した。
モルガン・スタンレーの株式ストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏は今週のリポートで、S&P500銘柄の株価収益率(PER)中央値が19倍なのに対し、加重平均で算出されるS&P500指数のPERは22倍だと指摘。平均的な銘柄は、力強い増益に加えてPERの上昇が「2026年のワイルドカード」になり得ると予想した。
<テック株の存在感は変わらず>
もちろん、テック株は加重ベースでS&P500の3分の1を占めるため、株価を動かす重要な勢力であり続けるだろう。テック株が下落すれば市場全体も苦戦するかもしれない。
ただナティクシス・インベストメント・マネジャーズのポートフォリオマネジャー、ジャック・ジャナシーウィクズ氏は今年、金融や工業を含むバリュー株の投資比率を増やすよう投資家にアドバイスしている。昨年はテックやAI関連といったグロース株への重点投資を推奨していた。
同氏は「テック株はまだ大丈夫だと考えている。追いかける必要もないが、アンダーウェートにする必要もない」と語った。
-
外資系企業の「労務スタッフ」月給41.6万~/リモートOK/土日祝休
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円~70万円
- 正社員
-
海上輸送業務 外資系フォワーダー フレックスタイム制 残業月10時間 完全土日祝休み 賞与年2回あり
ゲブルダーバイス株式会社
- 東京都
- 年収400万円~500万円
- 正社員
-
外資系企業の「労務スタッフ」月給41.6万~/リモートOK/土日祝休
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円~70万円
- 正社員
-
ソリューション営業/外資系担当/英語力を活かす/在宅可
ジョンソンコントロールズ株式会社
- 東京都
- 年収450万円~850万円
- 正社員





