ニュース速報

ワールド

ロシア、新宇宙ステーションの模型公開 単独で宇宙開発の公算

2022年08月15日(月)23時49分

ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは15日、独自に建設する予定の新宇宙ステーションの模型を公開した。欧米などと協力する国際宇宙ステーション(ISS)計画から離脱し、単独で宇宙開発を進める可能性がある。 (2022年 ロイター/Maxim Shemetov)

[15日 ロイター] - ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは15日、独自に建設する予定の新宇宙ステーションの模型を公開した。欧米などと協力する国際宇宙ステーション(ISS)計画から離脱し、単独で宇宙開発を進める可能性がある。

ISS計画を巡ってはロスコスモスのボリソフ社長が7月、2024年の離脱を決めたとプーチン大統領に報告。ただ、米航空宇宙局(NASA)当局者はロシアから正式な離脱通知は受けていないとしている。

ロスコスモスはモスクワ郊外で始まった軍事産業展示会「Army─2022」で、「ROSS」と呼ばれる宇宙ステーションの模型を公開。6つのモジュールとサービスプラットフォームで構成され、最大4人の宇宙飛行士と科学機器を収容するのに十分な大きさになるという。

2段階に分けて打ち上げられるとしたが、具体的な打ち上げの時期は明らかにしなかった。

ロシア国営メディアは打ち上げの時期について、第1段は早ければ25─26年、第2段は30─35年になると報じている。

ロスコスモスのドミトリー・ロゴジン前社長は、必要に応じて新宇宙ステーションが軍事目的に利用される可能性を示唆している。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:アマゾン熱帯雨林は生き残れるか、「人工干

ワールド

アングル:欧州最大のギャンブル市場イタリア、税収増

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 10
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 10
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中