最新記事
米軍

トランプの「戦艦回帰」に中国が反応──格好の標的

China State Media Reacts to Trump Battleship: ‘Easier Target’

2025年12月24日(水)10時44分
マイカ・マッカートニー
「トランプ級戦艦」の建造を発表するトランプ

「トランプ級戦艦」の建造を発表するトランプ(12月22日、マール・ア・ラーゴ) REUTERS/Jessica Koscielniak

<派手さだけは「トランプ級」だが、先端兵器は未成熟、建造能力にも疑問符>

ドナルド・トランプ大統領が12月22日、新型の「トランプ級」戦艦を建造すると発表したことについて、中国の海軍専門家が見解を示した。

戦艦建造はトランプが22日の演説で打ち出した「黄金の艦隊(ゴールデン・フリート)構想」構想の一環で、造船能力で中国に大きく後れを取った米国が、海軍規模の優位を取り戻すのが目標だ。

中国海軍は艦艇数で既に世界最大とされ、米国に代わって西太平洋での優勢を確立することを目指している。

トランプはフロリダ州の私邸マール・ア・ラーゴで、トランプ級戦艦について「史上建造されたどの戦艦よりも速く、大きく、そして圧倒的に100倍も強力だ」と述べた。

歴史的に「戦艦」とは、厚い装甲と大口径砲を備えた大型艦を指し、第2次世界大戦期に最盛期を迎えたが、その後は空母や巡航ミサイルの台頭によって主役の座を退いた。米国は1990年代初頭までに、最後に残っていたアイオワ級戦艦をすべて退役させている。

新たなトランプ級艦には、極超音速ミサイル、電磁砲(レールガン)、高出力レーザー、核巡航ミサイルが搭載される予定だが、いずれも海軍では現在も開発段階の技術だ。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

パラマウント、WBD買収へ 第3四半期完了の見通し

ビジネス

米国株式市場=下落、ダウ521ドル安 イラン緊迫や

ビジネス

NY外為市場=ドル軟調、155円台後半 イラン情勢

ワールド

トランプ氏、アンソロピック技術の使用停止を指示 全
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石が発見される...ほかの恐竜にない「特徴」とは
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 6
    トランプがイランを攻撃する日
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKI…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中