最新記事
極右

ドイツ極右政党AfD内で過激主義者が急増...過激思想を背景にした犯罪も増加

2025年6月11日(水)17時35分
ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁(BfV)は10日に発表した年次報告書で、2月の総選挙で第2党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」で過激主義者が増えていると明らかにした。写真は同党幹部ら。ベルリンで5日撮影

ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁(BfV)は10日に発表した年次報告書で、2月の総選挙で第2党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」で過激主義者が増えていると明らかにした。写真は同党幹部ら。ベルリンで5日撮影(2025年 ロイター/Christian Mang)

ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁(BfV)は10日に発表した年次報告書で、2月の総選挙で第2党に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」で過激主義者が増えていると明らかにした。そうした思想を背景とした犯罪も全体的に急増しているという。


報告によると、AfD内の過激主義者の数は党員の増加と右傾化に伴い、昨年77%増加して2万人に達した。

BfVは先月、AfDを民主主義を脅かす過激派組織に指定したが、AfDは反発し、提訴した。

報告によると、右派過激主義を背景にした国内での犯罪は昨年47.4%急増。殺人未遂は2023年の4件から6件に、放火は16件から23件に増えたという。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 非婚化する世界
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月17日号(6月10日発売)は「非婚化する世界」特集。非婚化と少子化の波がアメリカやヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

IAEA理事会、イラン非難決議採択 イランは対抗措

ワールド

インド西部で離陸直後市街地に墜落、死者多数 英国行

ビジネス

ECB金利は適切な水準、インフレ低下は一時的=シュ

ビジネス

独主要シンクタンク、25年成長率を上方修正 財政拡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 2
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 6
    【クイズ】今日は満月...6月の満月が「ストロベリー…
  • 7
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 8
    【動画あり】242人を乗せたエア・インディア機が離陸…
  • 9
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 10
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 3
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 6
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 9
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中