最新記事
中東情勢

イスラエルのパレスチナ人攻撃は「虐殺」...サウジ皇太子が非難

2024年11月12日(火)20時05分
ムハンマド皇太子

サウジアラビアのムハンマド皇太子は11月11日、アラブ・イスラム諸国臨時首脳会議で演説し、イスラエルのパレスチナ人に対する行為を「虐殺」と述べ、強く非難した。10月23日、リヤドで代表撮影(2024年 ロイター)

サウジアラビアのムハンマド皇太子は11日、アラブ・イスラム諸国臨時首脳会議で演説し、イスラエルのパレスチナ人に対する行為を「虐殺」と述べ、強く非難した。

皇太子は「イスラエルが同胞であるパレスチナ人に対して犯した大量虐殺を改めて非難し、断固として拒絶する」と述べた。


 

イスラエルとイランの対立を巡っても、イスラエルによるイランへの攻撃を阻止し、イランの主権を尊重するよう国際社会に求めた。

皇太子は9月にパレスチナ国家が樹立されない限りサウジはイスラエルを承認しないと述べている。

アラブ連盟のアブルゲイト事務局長は11日遅くの記者会見で、首脳会議の声明の中でイスラエルの国連総会での加盟国としての資格を凍結する動きを示した条項を指摘した。

同氏は、加盟国の資格凍結は安全保障理事会の管轄外であるため、総会で決定できるとし、「国連総会の多数決により、(イスラエルの)加盟資格が凍結される日が近いかもしれない」と説明した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプ関税15%の衝撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


編集部よりお知らせ
ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2025」
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

カナダもパレスチナ国家承認の意向表明、イスラエルに

ビジネス

鉱工業生産6月は3カ月ぶりプラス、スマホ向け半導体

ビジネス

中国CATL、第2四半期純利益は34%増

ビジネス

クアルコムの見通し楽観的、アップル向け販売巡る懸念
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目にした「驚きの光景」にSNSでは爆笑と共感の嵐
  • 3
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 4
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 5
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 6
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 7
    M8.8の巨大地震、カムチャツカ沖で発生...1952年以来…
  • 8
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 9
    「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っか…
  • 10
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 8
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 9
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 10
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中