最新記事
北朝鮮

「妊娠中絶も処罰の対象に」北朝鮮でも少子化、出生率は2.1(2008年)から1.8(24年)に

2024年9月24日(火)19時19分
ニューズウィーク日本版編集部
北朝鮮でも少子化「妊娠中絶も処罰の対象に」出生率は2.1(2008年)から1.8(2024年)に

KCNA–REUTERS

<米国系放送局によると、北朝鮮北東部の両江道で、秘密裏に妊娠中絶手術を実施していた医師が当局に処罰された>

国連人口基金の推定によれば、北朝鮮の合計特殊出生率は1.8。一方、昨年の韓国の出生率は世界最低水準の0.72だ。北朝鮮は統計データを定期的に公表しないため、過去の公式出生記録や人口調査に基づく推測に頼るしかない。

北朝鮮統計当局が2014年、1万3000世帯以上を対象に行った調査によれば、出生率は1.78。08年頃は人口維持に必要な最低水準とされる2.1(推定)だったが、その後は出生率の低下傾向が続く。


米国系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は9月上旬、北朝鮮北東部の両江道で、秘密裏に妊娠中絶手術を実施していた医師が当局に処罰されたという匿名住民の証言を報じた。

1.8

国連人口基金が推定する北朝鮮の出生率

0.72

昨年の韓国の出生率

2.1

2008年頃の北朝鮮の出生率(推定)

ニューズウィーク日本版 コメ高騰の真犯人
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国はエネルギー輸出国に転換へ=ロスネフチCEO

ワールド

ウクライナ大統領、武器生産で協力国にGDP比0.2

ワールド

米の対イラン作戦、おとりの爆撃機投入で不意打ち 極

ビジネス

ユーロ圏経済なお脆弱、ECBの追加刺激策必要=ポル
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 2
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり得ない!」と投稿された写真にSNSで怒り爆発
  • 3
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「過剰な20万トン」でコメの値段はこう変わる
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 7
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 8
    EU、医療機器入札から中国企業を排除へ...「国際調達…
  • 9
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 10
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 9
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 10
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 9
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中