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仏コロナ感染第5波、まだピーク達せず ワクチン4回接種の可能性も

2021年12月9日(木)09時25分
パリ近郊の病院

フランス政府のアタル報道官は8日、新型コロナウイルスの感染第5波はまだピークに達していないとの認識を示した。パリ近郊の病院で5月撮影(2021年 ロイター/Benoit Tessier)

フランス政府のアタル報道官は8日、新型コロナウイルスの感染第5波はまだピークに達していないとの認識を示した。一方、政府の医療顧問は4回目のワクチン接種を実施する可能性に言及した。

アタル報道官は閣議後の会見で「明らかにピークはまだ過ぎておらず、パンデミック(世界的な大流行)は拡大し続けている。今後数週間はその傾向が続くだろう」と述べた。ただ、1日あたりの新規感染者数増加ペースがやや減少している点も指摘した。

仏の新規感染者数の7日間移動平均は4万4500人を超え、2021年の最多水準を更新。感染抑制のため、ナイトクラブ閉鎖などの新たな規制導入を発表したばかり。

仏の成人のワクチン完全接種率は90%を超えており、18歳以上の全員に早期の3回目接種(ブースター接種)を勧めている。これに関し、政府の医療顧問のトップ、ジャン・フランソワ・デルフレシー氏は「4回目の接種が必要となるかも知れない」と述べた。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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