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新型コロナウイルス

中国シノバック製ワクチン2回接種のタイ医療従事者600人超がコロナ感染

2021年7月12日(月)08時55分
タイ・サムットサンコーンの病院でワクチンの接種を受ける医療従事者

タイ保健省は中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンを2回接種した医療従事者600人余りが、これまでに新型コロナに感染したと発表した。写真は2月タイ・サムットサンコーンの病院でワクチンの接種を受ける医療従事者(2021年 ロイター/Athit Perawongmetha)

タイ保健省は11日、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンを2回接種した医療従事者600人余りが、これまでに新型コロナに感染したと発表した。

4月から7月までのデータによると、シノバック製ワクチンを2回接種した医療従事者は合計67万7348人で、このうち618人が感染。看護師1人が死亡し、もう1人は重症になっている。

保健省の報道官は、専門家でつくる委員会がリスクを抱える医療従事者の免疫力を高めるために3回目の接種を行うよう勧告したと述べた。

2月以降にワクチンを接種したタイの医療従事者や社会インフラの現場労働者の大半には、シノバック製ワクチンが使われている。

英アストラゼネカ製ワクチンが入ってきたのは6月で、今月終盤には米国からファイザー/ビオンテック製ワクチン150万回分も到着する見通しという。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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