最新記事

新型コロナウイルス

欧州、コロナ感染状況改善 イタリアが抑制策緩和、フランスも検討

2021年4月27日(火)09時13分

欧州で新型コロナウイルス感染状況が落ち着く中、イタリアで26日、大部分の地域で飲食店や映画館などの営業が再開したほか、フランスのマクロン大統領は今後の状況を見ながら地域ごとに段階的に再開していく方針を示した。ベネチアの飲食店のようす(2021年 ロイター/Manuel Silvestri)

欧州で新型コロナウイルス感染状況が落ち着く中、イタリアで26日、大部分の地域で飲食店や映画館などの営業が再開したほか、フランスのマクロン大統領は今後の状況を見ながら地域ごとに段階的に再開していく方針を示した。

イタリアは20地域のうち14地域をリスクが3番目に高い「イエロー」ゾーンに指定。2番目にリスクが高い「オレンジ」は5地域で、リスクが最も高い「レッド」はサルディニアのみとなった。

イエローゾーンではコーヒー店のほか、レストランなどの飲食店が屋外での営業を再開できるほか、劇場、映画館、博物館などが入場人数を制限した上で営業を再開できる。学校の対面授業も拡大される。

フランスでは昨年10月末から 飲食店の営業が停止されていたが、マクロン大統領はこの日、5月半ばに屋外での飲食を全国的に許可することを向こう数日以内に決定すると表明。屋内での飲食などについては、感染が抑制されている地域で6月初旬から下旬にかけて許可していく方針を示した。

状況はポルトガルでも改善。この日は過去24時間の新型コロナ感染による死者が昨年8月3日以来初めてゼロになったと発表した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英小売売上高、9月は前月比+0.5% 予想外のプラ

ビジネス

仏総合PMI、10月は8カ月ぶり低水準 サービス業

ワールド

中国主席がAPEC会議出席へ、30日─11月1日に

ビジネス

第一生命HD、ウェルス・マネジメントを持分化 不動
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 2
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼稚園をロシアが攻撃 「惨劇の様子」を捉えた映像が話題に
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 5
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 6
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月2…
  • 7
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 8
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 9
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 10
    「石炭の時代は終わった」南アジア4カ国で進む、知ら…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 9
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 10
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中