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デンマーク、アストラゼネカ製コロナワクチン接種後に1人死亡・1人重篤症状

2021年3月22日(月)11時14分

デンマーク当局は、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン接種後に、血栓症と脳出血により1人が死亡、1人が重篤な状態であることを明らかにした。写真は同社のロゴ。ハンブルクで1日撮影(2021年 ロイター/Cathrin Mueller)

デンマーク当局は20日、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン接種後に、血栓症と脳出血により1人が死亡、1人が重篤な状態であることを明らかにした。

2人は病院関係者で、発症前14日以内にアストラゼネカ製のワクチンを接種していた。

当局は「重篤な事例」2件の報告を受けていることを認めた。発症時期など詳細は明らかにされていない。

デンマークは複数の脳血栓症の報告を受け、3月11日にアストラゼネカのワクチン接種を一時中止した。

欧州医薬品庁(EMA)は18日、調査の結果、アストラゼネカ製ワクチンの接種の利益はリスクを上回るとの見解を発表。これを受けてドイツやフランスなどが接種を再開した。

ただデンマークは19日、スウェーデンとノルウェーと同様に、接種再開の判断にはまだ時間が必要と慎重な姿勢を示している。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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