最新記事

緊急事態宣言

緊急事態宣言、大阪・愛知・福岡など7府県を追加へ 医師会「全国で医療崩壊が進行」

2021年1月13日(水)18時43分

政府は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象に大阪府などを追加する。写真は大阪で昨年3月撮影(2021年 ロイター/Edgard Garrido)

新型コロナウイルス緊急事態宣言に関する基本的対処方針等諮問委員会は13日、宣言の対象地域に大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、栃木、福岡の7府県を追加することを了承した。首都圏1都3県に加えこれで11の都府県に緊急事態宣言が発令されることになる。この日、国内の新型コロナウイルス感染者は累計で30万人を超え、日本医師会からは「医療崩壊はすでに進行している」と危機感が示された。

今回の追加地域での発令はあす14日からで、首都圏と同様に2月7日までとする。

政府は7日、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に緊急事態宣言を再発令。その後、大阪などの関西3府県や愛知、岐阜などの知事から、感染が拡大しているとして政府に緊急事態宣言の発令を要請する動きが相次いだ。

共同通信などによると、この日、国内の新型コロナ感染者が累計で30万人を超えた。昨年12月下旬に20万人を超えてからわずか3週間余りで急増し、首都圏以外での感染拡大も目立っているという。

日本医師会の中川俊男会長は13日の会見で、現在の医療提供体制について「全国的に医療崩壊はすでに進行している」とし、「(このまま感染拡大が続くと)医療崩壊から(医療)壊滅になる恐れがある」と危機感を示した。共同によると、「今後の状況によっては全国的な緊急事態宣言も選択肢の一つだ。早め早めに手を打ってほしい」とも述べた。

一方、政府は中国や韓国など11カ国・地域11の国と地域を対象に認めていたビジネス関係者の往来を停止する方針を固めたとNHKなどは報じている。緊急事態宣言の拡大に合わせ14日にも停止する方針で、これで外国人の入国が全面的に制限されることになるという。

*内容を追加しました。

(石田仁志、田中志保 編集:久保信博、山川薫)

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...
・母となったTBS久保田智子の葛藤の訳と「養子」の真実
→→→【2021年最新 証券会社ランキング】


ニューズウィーク日本版 トランプのイラン攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月10号(3月3日発売)は「トランプのイラン攻撃」特集。核・ミサイル開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。アメリカとイランの全面戦争は始まるのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格

ワールド

焦点:道半ばの中国「社会保険改革」、企業にも個人に

ワールド

昨年の関税合意実施を米と確認、日本が不利にならない

ビジネス

米国株式市場=続落、ダウ453ドル安 原油高と雇用
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園で撮影された「恐怖の瞬間」映像にネット震撼
  • 4
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 9
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 10
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中