米国でクリスマス前にも新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されるとの観測が高まる中、感謝祭の祝日を受けた感染拡大が警戒されている。

新型ウイルスワクチンを巡っては、米ファイザーが20日、緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請。これに続き米モデルナがこの日、緊急使用許可を米FDAと欧州医薬品庁(EMA)に申請すると発表した。

アザー米厚生長官はファイザーのワクチンについて、FDAの外部アドバイザーが12月10日に開く会合の数日後にも承認され、出荷が開始されると予想。モデルナのワクチンもその約1週間後に承認されるとの見通しを示し、「クリスマス前には2種類のワクチンの接種が始まる可能性がある」と述べた。

緊急使用承認後、連邦政府がワクチンを出荷し、各州の州知事が州内の配分を決める。ただ米国では先週26日の感謝祭前後に人の移動が急増。運輸保安局(TSA)によると、29日の航空旅客数は118万人と、3月中旬以来の高水準を付けた。

全国的に新規感染が増加する中、病院の対応能力は逼迫。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は「人の移動が急増したことで感染数は当然増加する」として警戒を呼び掛けている。

[ロイター]
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