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2020米大統領選

アメリカ大統領選挙、トランプが側近に2024年出馬を伝える 共和党全国委トップの留任支持表明はその布石?

2020年11月12日(木)13時01分

トランプ米大統領はツイッターへの投稿で、共和党全国委員会(RNC)のロナ・マクダニエル委員長(写真)の留任を支持する考えを示した。8月24日、ワシントンで撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

トランプ米大統領は11日にツイッターへの投稿で、共和党全国委員会(RNC)のロナ・マクダニエル委員長の留任を支持する考えを示した。これは、2024年の大統領選出馬を表明するための準備との見方がある。

通常、選挙に負けた大統領は、RNCが次のリーダーとして誰を選ぶかに影響力を与えない。

トランプ氏はツイッターへの投稿で、ロナ・マクダニエル氏が共和党全国委の委員長にとどまることを全面的に支持すると表明した。


関係筋によると、トランプ氏は2024年大統領選への出馬意向を側近などに既に伝えており、年内にも発表する可能性がある。

合衆国憲法は、大統領が4年の任期を2回務めることを認めており、2期連続で務める必要はない。

2024年の大統領選は、ペンス副大統領を始め多くの共和党員が出馬を検討していると言われている。

RNCは来年1月下旬に会合を開き、引き続きマクダニエル氏を委員長にするかどうか投票で決める予定。トランプ氏が法廷闘争に敗れ退任した場合、党内でどの程度の影響力を維持できるかを試す投票になるとみられる。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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