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ユタ州の農場でミンク大量死、検査でコロナ感染確認 米国では初

2020年8月18日(火)10時48分

米農務省(USDA)は、ユタ州の2つの農場で毛皮生産用に飼育されていたミンクが新型コロナウイルス検査で陽性だったと明らかにした。写真はベラルーシ・ミンスクで撮影されたミンク。2015年9月撮影(2020年 ロイター/Vasily Fedosenko)

米農務省(USDA)は17日、ユタ州の2つの農場で毛皮生産用に飼育されていたミンクが新型コロナウイルス検査で陽性だったと明らかにした。米国でのミンク感染は初となる。

感染したミンクと接触のあった複数の人が陽性だったという。

検査は、農場でミンクの異常な大量死が発生したことを受けて実施した。

これまでに、オランダの155農場中4カ所でミンクの感染が見つかっており、ミンクは新型コロナに感染することが知られている。

USDAは、現時点でミンクを含む動物が人間への感染拡大で大きな役割を果たしていることを示す根拠はないとの見解を示した。

また、動物から人に感染したとの情報が少ないことがそうした事象発生のリスクの低さを示唆しているとしたが、動物が感染拡大において役割を果たす可能性があるかどうかを判断するには、さらに情報が必要と付け加えた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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