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米テキサス州海軍基地で銃撃 FBI「テロ関連」とみて捜査

2020年5月22日(金)10時12分

米テキサス州のコーパスクリスティ海軍航空基地で、銃撃があり、兵士1人が負傷した。同基地前で撮影(2020年 ロイター/Annie Rice/Caller-Times/USA TODAY NETWORK)

米テキサス州のコーパスクリスティ海軍航空基地で21日、銃撃があり、兵士1人が負傷した。米連邦捜査局(FBI)報道官は「テロ関連」との見方を示した。銃撃犯は現場で殺害されたが、もう1人容疑者がいる可能性があるとし、行方を追っていると明らかにした。

海軍によると、銃撃は現地時間午前6時15分(日本時間午後8時15分)ごろ起きた。容疑者の身元は公表されていない。

FBI報道官は「テロ関連の事件と断定した。州、地方、連邦当局と協力して捜査している」と述べた。また、銃撃犯は現場で殺害され、引き続き現場検証が行われているとした。

その上で、事件に関わったとみられる別の人物が逃亡している可能性があるとし、地域住民に冷静な行動を呼び掛けた。

これとは別に米司法省は、FBIや州・地方当局と捜査で協力しているとする声明を発表。現場で発見された「電子メディア」の分析を行うとしたが、詳細は明らかにしていない。

米海軍によると、負傷した兵士は軽傷ですでに退院したという。

*内容を追加して再送します。

[ロイター]


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