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米ミシガン州「500年に一度」の洪水被害 最高水位1.5mで1万人避難

2020年5月21日(木)08時11分

米ミシガン州で連日の豪雨により2つのダムが決壊し、ミッドランド郡に非常事態宣言が出される中、郡中心部では20日、水位が最高で1.5メートルに達するなど、深刻な洪水被害に見舞われた。写真はミシガン州の市街地にあふれた水。ソーシャルメディアから(2020年 ロイター)

米ミシガン州で連日の豪雨により2つのダムが決壊し、ミッドランド郡に非常事態宣言が出される中、ミッドランドの中心部では20日、水位が最高で1.5メートルに達するなど、深刻な洪水被害に見舞われた。

国立気象局(NWS)によると、市内を流れるティタバワシー川はすでに記録的な水位に達しており、「人命を脅かす」氾濫の恐れがあるという。

ウィットマー知事は会見で、「500年の一度」の洪水で地域住民1万人が避難しており、米東部時間午後8時(日本時間21日午前9時)には水位が最高位に達する見込みとして厳重な警戒を呼び掛けた。

NWSの気象予報士はロイターに対し「ミッドランドの各地で引き続き洪水が発生しており、市街の一部が浸水している」と述べた。

*内容を更新しました。

[ロイター]


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