カナダのトルドー首相は30日、新型コロナウイルスの打撃を受けた企業への支援措置について、売上高が30%以上減少した全ての企業や非営利団体が対象になると説明した。

首相は先週、中小企業で働く人の賃金を政府が最大75%補償すると述べていたが、同日は記者団に対し、企業の規模に関わらず補償すると明確にし、従業員1人当たり週847カナダドル(596米ドル)が上限になると述べた。

新型コロナの影響で売上高が少なくとも30%減少した場合が補助金制度の対象になるとし、非営利団体やチャリティー団体も対象だと述べた。この措置でどの程度の予算が必要になるかは明らかにしなかった。

さらに、航空やエネルギーなど、ウイルス感染拡大の打撃を特に受けている業界を支援する方針を再度示した。ただ、詳細は明らかにしなかった。

政府関係者によると、3月16─25日の失業保険申請者は、約155万人に達し、16─22日の申請者(約100万人)を大きく超えた。

エア・カナダは、労働組合に入っていない約1万5200人を休職させるほか、1300人の管理職を一時帰休にすると明らかにした。

[ロイター]
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