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サウジ記者カショギ氏は窒息死、その後遺体バラバラに トルコ検察が見解表明

2018年11月1日(木)07時40分

 10月31日、トルコ検察は、サウジアラビア人記者カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館に入って間もなく窒息死させられ、その後に遺体がバラバラに切断され処分されたとの見解を明らかにした。イスタンブールで25日撮影(2018年 ロイター/OSMAN ORSAL)

サウジアラビア人記者カショギ氏殺害事件で、トルコ検察は31日、カショギ氏はイスタンブールのサウジ総領事館に入って間もなく窒息死させられ、その後に遺体がバラバラに切断され処分されたとの見解を明らかにした。

また2日間に及ぶサウジ検察当局との協議で具体的な成果は得られなかったとした。

フィダン主任検察官の事務所は声明で「真相究明に向け尽力したものの、協議では具体的な結果を出せなかった」と述べた。

与党・公正発展党(AKP)の報道官は、上からの指示がなければカショギ氏の殺害はあり得ないと指摘。また殺害から1カ月近く経過するのにサウジ当局がいまだに遺体を発見していないというのも考えられないとした。

*内容を追加しました。



[イスタンブール 31日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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