最新記事

米朝首脳会談

トランプ、2度目の米朝首脳再会談「近く」発表 開催地は未定

2018年9月25日(火)10時00分

 9月24日、トランプ米大統領(写真)は、北朝鮮との第2回首脳会談について「間もなく」公表する見通しを示した。NYで撮影(2018年 ロイター/Carlos Barria)

トランプ米大統領は24日、北朝鮮との第2回首脳会談について「近く」発表するとの見通しを示した。開催地は未定だが、シンガポール以外となる公算が大きいとした。

韓国の文在寅大統領と会談中に発言。「金正恩朝鮮労働党委員長が非常にオープンで、率直に言って素晴らしい姿勢をとっている。金氏は何か進展を望んでいると思う」と述べた。

文氏はトランプ氏に金氏の親書を手渡したとし、同氏が米朝首脳会談の早期実現を期待していることを明らかにした。

トランプ氏と文氏は北朝鮮情勢や貿易問題について話し合ったという。

これより先、ポンペオ米国務長官は記者団に対し、年内に再訪朝し、2回目の米朝首脳会談に向けて最終調整をしたいとの考えを明らかにするとともに、再会談の実現に自信を示した。

ポンペオ長官は「近いうちに平壌を訪問する」との見通しを示し、訪朝は年内になるかとの質問に対し「そうだ。うまくいけば年内に訪問するだろう」と答えた。

長官は、金委員長が非核化の約束を実行することに楽観的な見方を示す一方、時間が必要だとも指摘。「やるべきことは残っている。完全な非核化に到達するまでには間違いなく一定の時間がかかるだろう」と述べた。

ポンペオ長官は国連総会にあわせて北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と今週会談することを打診している。ヘイリー米国連大使が前週明らかにしたところによると、両外相は会談の開催で一致したが、時期は後ずれする可能性がある。



[国連 24日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ミャンマーで総選挙投票開始、国軍系政党の勝利濃厚 

ワールド

米、中国の米企業制裁「強く反対」、台湾への圧力停止

ワールド

中国外相、タイ・カンボジア外相と会談へ 停戦合意を

ワールド

アングル:中国企業、希少木材や高級茶をトークン化 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 3
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌や電池の検査、石油探索、セキュリティゲートなど応用範囲は広大
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 6
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 7
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 8
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 9
    【クイズ】世界で最も1人当たりの「ワイン消費量」が…
  • 10
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中