最新記事

事件

出会い系サイト殺人事件、解決に導いたのは被害者の愛犬コーギー

2018年7月20日(金)13時30分
松丸さとみ

愛犬が遺体の元へ警察を引き連れた Twitter- @MailOnline

<ロシアで女性が撲殺され森の中に遺棄される事件が起きた。そして、遺体まで警察を引き連れたのは、被害者の愛犬だった...>

恋愛のもつれから激昂して殺人

ロシアで、恋愛のもつれから森の中で女性が撲殺されるという痛ましい事件が起きた。そして事件発覚に導いたのは、被害者の女性が飼っていた愛犬だった。

英紙デイリーメールによると、殺害されたのはマリア・フロレンコワさん(39)だ。ロシア第二の都市サンクトペテルブルクで2人の子供と暮らしていたシングルマザーだった。サンクトペテルブルクにマンション、郊外にはコテージを持ち、愛車は高級車という豪華な暮らしぶりだったという。愛犬は、フォクサという名のコーギーだ。

マリアさんは、数カ月前に出会い系サイトでアルカージー・アントノフと知り合った。しかし当初から、今は誰とも真剣に付き合うつもりはないとはっきりアントノフに伝えていたらしい。アントノフはそれでも、プレゼントをしたり食事をご馳走したりして、マリアさんの気を引こうと必死だった。

遺体は木の葉で隠し、犬は窓から投げ捨て......

2人はある日、マリアさん所有の郊外のコテージにフォクサを連れてドライブへ出かけた。しかしマリアさんがオンラインで出会った他の男性ともデートをしていることで、帰り道に車の中で口論になってしまった。

カナダの日刊タブロイド紙「オタワ・サン」は、この口論がきっかけでアントノフは高速道路を下りて森へ向かったと伝えている。逆上したアントノフは、その森でマリアさんを撲殺。遺体に木の枝や葉をかけて立ち去ったという。そのとき、フォクサをそこに置いたままにすると人目を引いてしまうと恐れたアントノフは、フォクサを連れて現場を後にした。

10キロほど車を走らせたところで、アントノフは車の窓からフォクサを道路の脇に向かって投げ捨てた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

航空業界ネットゼロに黄信号、SAF供給不足 目標未

ビジネス

金利上昇続くより、日本の成長や債務残高GDP比率低

ワールド

米、中国軍のレーダー照射を批判 「日本への関与揺る

ビジネス

午前の日経平均は反落、FOMC警戒で朝高後に軟化
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキング」でトップ5に入ったのはどこ?
  • 3
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「財政危機」招くおそれ
  • 4
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 5
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    「1匹いたら数千匹近くに...」飲もうとしたコップの…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中