うんちを寄付して報酬が年150万円
さらに、食生活も健康的なものでなければならない。ドナーは、全粒粉入りのパンやパスタ、新鮮な野菜、豆類、果物などの摂取を求められる。逆にトウモロコシやカニ、エビ、牡蠣、サラミ、ハム、ソーセージ、抗生物質などは好ましくない。
ドナーになる手続き自体は簡単だ。申込用紙に必要事項を記入し、血液検査を受け、検便を3回すればよい。検査をパスすれば、晴れてうんちを寄贈できる。
ドナーは、シドニー西郊ファイブドックにあるセンターの近くに住んでいる必要がある。うんちは排便後2~3時間以内に届ける必要があるからだ。
記事によれば、アメリカにも似たような施設があるようだ。米非営利組織「オープン・バイオーム」は、オーストラリアと同じような値段でうんちを買い取っている。ドナーが現地で排便してくる「ふん便バンク」も、マサチューセッツ州のボストンなどに設置されている。
(翻訳:河原里香)

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