最新記事

ピープル

アンジェリーナ・ジョリー「ブラッドと私はずっと家族」

2017年2月21日(火)16時35分
トゥファイエル・アーメド

子供も生まれ、事実婚状態だった2011年のジョリー(左)とピット Carlo Allegri-REUTERS

<最新監督作の舞台でもあるカンボジアで、ピットとの離婚について初めて語る>

女優で映画監督のアンジェリーナ・ジョリーが俳優ブラッド・ピットとの「困難な」別れについて初めて口を開いて言った。「私たちはずっと家族」

昨年の離婚について、BBCのインタビューで胸の内を語った。

ジョリーは昨年9月、「埋めがたい溝」を理由に離婚を申請した。フランスからアメリカに帰る自家用ジェットの中でピットが息子のマドックス(15)に暴力をふるったと噂された直後のことだ。

より強い家族に

「とても難しい時期だった」と、ジョリーは語る。「私たちは家族だし、これからも家族だ。今この時を乗り越えて、より強い家族になりたいと思う」

「こういう状況に陥る人は少なくない。私の家族も困難な状況を乗り越えてきた。いちばん大事なのは私の子供たち、私たちの子供たち、そして出口を見つけることだ」

ジョリーのインタビューと監督作品『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー』の予告編

ジョリーとピットには6人の子供がいる。3人は養子で、3人は実の子だ。マドックスはカンボジアからの養子で、他にベトナム人のパックス、エチオピア人のザハラがいる。あとの3人は、ブラッドとの間に生まれたシャイロに、ノックスとビビアンの双子だ。

【参考記事】ジョリー&ピット離婚劇、子供たちの不安は続く

ジョリーは、監督最新作『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー(最初に父が殺された)』のロケ地カンボジアにいた。

カンボジアは気づきだった

映画は、1970年代後半のカンボジア人大虐殺で知られるポル・ポト政権下で児童兵として訓練されたロウン・ウンの手記が原作。先週末プレミア上映が行われ、今年中にはネットフリックスで配信される予定だ。

【参考記事】「オバマ受賞」に憤る人ベスト6

ジョリーが初めてこの国を訪ねたのは、2000年の映画『トゥームレイダー』の撮影時。カンボジアの文化と恋に落ち、マドックスを養子にした。

【参考記事】アンジーの迫力全開『マレフィセント』

「この国にきて、この国の人たちに恋をして、歴史を学び、学べば学ぶほど、自分がいかに世界のことを知らないか思い知った」と、彼女は言う。「この国が私の目を覚まさせてくれた。感謝している。とてもお返しできないほどの恩を感じている」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官

ビジネス

マスク氏のテスラ巨額報酬復活、デラウェア州最高裁が

ワールド

米、シリアでIS拠点に大規模空爆 米兵士殺害に報復

ワールド

エプスタイン文書公開、クリントン元大統領の写真など
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 2
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    ウクライナ軍ドローン、クリミアのロシア空軍基地に…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中